こんにちは。コーヒー好きのぽたみです。
コーヒーが好きで自分で焙煎することに興味が出てきたけど、賃貸マンションでもできるのかな?と悩んでいる方もいらっしゃると思います。
実際に割と狭い賃貸マンションで100回以上手鍋焙煎をしてきた筆者が、焙煎時の様子や注意点をお伝えします。
少しでも参考になりましたら幸いです。
マンションでの焙煎方法
自宅でコーヒー豆を焙煎する方法には、手網焙煎、手鍋焙煎、フライパン焙煎、焙煎機などがあります。
マンションでのおすすめの方法は手鍋焙煎です。
判断基準はチャフ、煙、手軽さです。
手網焙煎は網目から常にチャフが落ちたり舞い散ったりして室内には向きません。キャンプや庭などチャフを気にしなくて良い屋外なら楽しいと思います。
焙煎機はネットでもかっこいい家庭用の小型ロースターが販売されていますが、自宅での焙煎初心者であれば、初期費用3,000円ほどで始められる手鍋焙煎に比べて何万円も必要になるのと、置き場所の問題もあると思います。
フライパン焙煎はやってみたのですが、火との接触範囲や振りやすさなど、単純に手鍋の方が上手に焙煎できました(個人のスキルによります)
自宅での焙煎が初めての方には、チャフの処理がしやすく、費用も抑えられ、手軽に始めやすい手鍋焙煎をおすすめします。
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煙について
焙煎中はあまり出ませんが、焙煎が終わってザルにあけるとき、一気に大量の煙が出ます。
筆者はこれをわかっておらず、部屋の真ん中、しかも火災報知器に近い場所でザバーっとザルに出しました。
もくもくと凄い煙が現れ、完全にやったと思いました。
急いで換気扇を強にし、サーキュレーターで煙を誘導。
なんとか火災報知器の作動は免れましたが、チャフが風で舞って散らばりました。
後で思えば煙のもとである豆を換気扇に近づければよかったのですが、当時は焦ってました。
この失敗を活かし、次の4つに注意するようにしています。
煙対策
・窓を開ける
・焙煎の最初の換気扇は弱でOK
・焙煎の中盤から換気扇は強
・焙煎した豆をザルにあけるときは、なるべく換気扇の近くで行う
チャフについて
豆の種類や焙煎度合いによってもチャフの量は変わってきますが、初めて焙煎したときは思ったより出るな、という印象でした。
マンションであれば換気扇近くに新聞紙などを敷いて、焙煎後はまずその上で大まかなチャフを落とすと良いです。
キッチンシンクで落とした場合、水と合わさるとシンクにへばりついてしまうのと、細かいチャフが排水溝付近の小さな隙間に入って掃除が大変です。
掃除機で吸うと、紙パックでないタイプは掃除機の掃除が大変だと思います。紙パックの場合はチャフの量がそこそこあるので、そこが気にならなければアリだと思います。ただ実際のチャフを触っての想像としては、細かいチャフがホースの内側などに貼り付いて残るかも?と思います。
チャフはとても軽いので、1ハゼあたりからの煙と温度の調整で蓋を開ける際にも多少は鍋の外に出てしまいます。
ガス台や壁、換気扇にもチラホラとチャフがつきます。これはガムテープでササッと掃除すると楽です。
また手鍋の蓋にも付きます。焙煎中の蒸気と高温の加熱により、最後は乾燥してしっかりと付着します。しばらく水に浸けて、メラミンスポンジでこすると簡単にきれいになります。食器洗いのスポンジを使うとチャフがスポンジの隙間に残るので、小さいメラミンスポンジを使い捨てするのがおすすめです。
香り(匂い)について
自家焙煎のコーヒー屋さんで、淹れたコーヒーとは違う独特の香りに気づいたことはありませんか?
自宅で150gほどの豆を焙煎すると、2日間ほどはあの香りを楽しむことができます(筆者はこの香り好き)
焙煎してそのまま部屋にいると案外気づかないのですが、外出して帰ってくると、コーヒー屋さんに来たような幸せな香りに包まれます。
最近のマンションは密閉性も高く、窓を閉めているせいもあると思います。ただ壁やソファなどに匂いが残ることはないです。
万が一、焙煎に失敗したら
初めての手鍋焙煎ですもの、失敗することもあるかもしれません。
筆者が失敗したのは、いつも生豆150gで焙煎していたのを欲張って200gでチャレンジしたときです。飲めないわけではないのですが、ただただおいしくない・・・
こんな場合にオススメなのが消臭剤としての活用です。実はコーヒー豆には顕微鏡で見ないとわからない小さな穴がたくさんあって、物理的に臭いを穴に吸収することが確認されているそうです。
失敗した豆をだしパックに入れて靴箱に置いておくだけで、靴箱特有のなんとなく気になるニオイがだいぶなくなりますよ。ちょっとおしゃれな麻袋などに入れてリビングやトイレなどに置くのもいいですね。
この消臭効果はコーヒーの抽出カスを乾燥させたものでも発揮します。わざわざ消臭剤を買うこともなくなるかもしれませんね。
抽出カスを使う場合はとにかくしっかり乾かすことが大事です。
だいぶ乾いたと思っても案外湿ってることがあります。そうするとカビが生えて消臭どころか逆効果になります。
筆者はレンジで何度も混ぜてはチンする方法をやっていましたが、何度かカビをはやしてしまい、、、なかなか乾かすのが大変で断念しました。
でもカスでなく本当の豆を消臭剤にするという何とも贅沢な使い方をして、コーヒー豆の消臭効果のすばらしさを改めて感じたのでした。
おわりに
以上、賃貸マンションでコーヒー豆を焙煎する方法や注意点などをお伝えしました。
生豆を自分で焙煎してぷっくら膨らんだ立派な豆になったときの喜び、焙煎1日目からの経過を楽しむコーヒータイム。
また新たなコーヒーの楽しみが増えること間違いなしです!
みなさまもハッピーなコーヒーライフを♪